コスモスと卵巣癌

とりあえず卵巣癌。

【過去】2021年3月*ようやく受診

まぁまぁ呑気だった。


痛くなっても、癌という言葉は頭をよぎらない。

素人じゃけん、よう分からんけど子宮筋腫が大きくなりすぎて、いたずらしてるんかな?

とか。


予約したのは、この辺ではかなり人気の産婦人科。

大病院じゃないのに、待ち時間が長い長い。

万が一、入院てことになったら、食事が良いらしいという噂を聞いたけん😁

まぁ入院はないじゃろうけど。

万が一よ。

ホンマに万が一。笑


ようやく待って、やっと受けた内診。

先生が、まぁまぁおじいちゃんに近いおっちゃんじゃけん、股広げるんもたいした恥ずかしさもない。

チャチャっと診てくれぃ〜😤


先生「んー・・」


先生が他の先生を呼ぶ。


「これは、○☓△・・ですかね?」

「ん〜 ですかねぇ。」


なんか聞き慣れん言葉が続く。


で。

結果は?

診察台を降りて、おじいちゃんに近いおっちゃん先生の言葉を待つ。


先生「おそらく○☓△が□#◇なんだと思います。」


さっぱり分からん。

メモでもしとくべきじゃったか。

一時間後には忘れるような、聞いたことない言葉。

とりあえずはまぁ、そこまでひっ迫してなさそうじゃし。

いっか。


先生「癌検診もしてますので。木曜日また来てください。」


え?

木曜日?

また?

そんな急に?😱


私「あの。木曜日はお仕事で。お客様にとてもご迷惑がかかるんです。ずらせませんか?😩」



すると、先生の返事よりも先に強い言葉で遮られた。




看護師「命を優先して下さい。」




命?


まさか、命という単語が出てくるとは思わんかった。

往生際悪くとか、出来ん。

もう・・

はい。

としか言えんかった。




その日かえってから、お客様に片っ端からお断りのお電話を差し上げた。

どんだけ迷惑かけるか。

申し訳なさハンパない。

本当の事ではあるんじゃけど、体調を理由にお断りする。

スマホ片手に、見えない相手に何度も頭を下げながら。

でも、

謝る私に、誰も怒った言葉を投げかけない。

こんなに急な事なのに。

お客様の事情を全く無視した、一方的な事なのに。

むしろ優しい。



優しすぎる。




受診を先延ばしにしてた事が、色んな人たちを巻き込んでいく。

この日から、まわりの沢山の人への迷惑が始まっていった。